【キャンプ場の迷子対策】GPSの選び方と迷子対策アイテム紹介

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キャンプ場で小さな子供が迷子になったまま行方不明となってしまった事件を見て、小さな子供を持つ多くのキャンパーさんが、同じように心を痛め、そして心配になったことかと思います。
私もその一人で、迷子対策を行うようになりました。今回は4歳、2歳、1歳の3人の子供がいる我が家でどのように迷子対策をしているかを紹介したいと思います。

GPSの機能と効果

まずはこちらをご覧ください。私が使用している【みのり】GPSのログ画面となります。
※レゴランドで使用した時の結果となりますが、高原キャンプ場でも使用可能です

このように、子供の位置情報を時系列込みでこまめに取得可能です。GPSに含まれる機能として便利なものを挙げると

  • 位置情報を正確に履歴とともに追跡できる
  • Googleマップにデータが存在すれば、近隣風景をGoogleアースで確認できる
  • 子供から親に緊急時にアラームを出せる
  • 設定ポイントから半径〇〇Mを越えたら、親のスマホにアラームを出せる機能がある

があります。特に子供からアラームを出せる点が、キャンプ場に限らず普段使いもできて良い点となります。最近はバスに取り残される事件も多発しておりますので、取り残されたらGPSで知らせるように子供には話しています。

GPSの選び方とポイント

キャンプ場で使うGPSを選ぶ時に大事な点は1つです。
”電波が山の中でも届くかどうか”です。正直これが満たされなければ、買う意味は全くないです。
では電波が届くかどうかを決めるポイントは何でしょうか?
それは、GPSが使用している”回線の種類”となります。
回線というは、スマホを開いて右上にある電波マークの横に書いてある3Gや4Gなどの記号のことです。キャンプ場でスマホを使用していて電波が届かなくて困った経験がある方が多いかと思いますが、この時、その回線を使用しているGPSはスマホと同じく機能しませんので注意が必要です。
難しい説明は省きますが、回線は近くに基地局という電波塔がないと電波が届かずに通信することができなくなります。じゃあ、スマホが使えないところはGPS意味ないじゃん…となりそうですが、実はそうでもないのがポイントとなります。
現在スマホで使用している回線は、多くの方は4G/LTEか5Gかと思います。電波塔というのは回線の拡大に合わせて順次建てていくのが普通であるため、実は電波の届く範囲は既に拡大し切った昔の回線の方が広いことが多いです。今回紹介する【みのり】は3G回線を使用しておりますが、スマホが繋がらない高原キャンプでも問題なく繋がっておりましたので、効果を実感しております。
キャンプ場での使用を検討している親御様に関しては、GPSは生死を分ける最終手段で使用することが想定される機器となりますので、購入時には気にかけて貰えればと思います。

GPSは使用している回線で選ぶべし! 新しい回線より古い回線のものを選ぼう!

キャンプ場での使用なら【みのり】GPSがベスト!?

【みのり】GPSを我が家では使用しておりますが、その使用感についてレビューをしていきたいと思います。良かった点と悪かった点をどちらも書いていきます。
良かった点としては、本記事の最初に記載しているGPSの基本機能に加えて2点挙げられます。

  • 高原キャンプ場でも問題なく動作する回線を使用している
  • 操作が容易かつシンプルであるため、幼稚園年中ぐらいの子供でも使いこなせる

特に高原キャンプ場に対応できてる部分が【みのり】GPSの一番の強みかと思います。
逆に、使用していて少し困った点も2つあります。

  • サイズが少し大きいため、キャンプ場で直接身に付ける場合は工夫が必要
  • あくまで迷子の最終手段であり、ちょっとした場面では使えない

上から順を追って解説すると、下に写真を貼ったのですが、GPSの大きさが子供が直接付けて遊ぶには邪魔になるサイズ感となっています。特に幼児服には、大人の服のようにカルビナを引っ掛けられるような場所がないこともあり、邪魔にならないように身につけるには工夫が必要となります。本来の使用方法では学校カバンに付けることを想定しているため当たり前ですが、キャンプ場では直接身につける必要があるため、どのように身につけるかを先に考えておくと良いかと思います。我が家では最初首から下げていたのですが、子供には重たいようですぐに外したがってしまいました。
対策方法として
・カルビナで下げられるような服を選定する
・安全ピンで縫い付ける
・小さなポーチを持たせる
などがあります。購入前にお子さんの性格を考えて検討をしてみてください。

2つ目の困った点として、子供の位置の確認のためにはスマホを起動してアプリを見る必要があるため、GPSだけで子供の迷子対策をすると、一々確認が面倒な点です。
例えば、料理をしていて子供だけで遊ばせていた時に、ふと子供を確認したら見当たらない場合に毎回GPSを確認していられないです。GPSは生死が分かれるような事件になった時に最終手段で使用するものと割り切って使用することをお勧めします。では普段使いはどうしたら良いの?という疑問には次の項目で触れたいと思います。

【参考】必要投資
・本体代:7800円
・専用ケース:1500円
・月額回線使用料:680円
【みのり】GPSホームページ

迷子パターンから考える有効な対策方法とは

実は迷子のパターンは、そこまで多くはないです。調べて見ても大体次の3つがほとんどです。

  • 子供だけで就寝後の夜中にトイレに行った帰りでサイトの場所が分からなくなる
  • 目を離した隙にいなくなる
  • 子供だけで遊びに出た帰りにサイトの場所が分からなくなる

まず一つ目の夜に迷子になるパターンですが、驚くことに小学校高学年や、中学生が迷子になるパターンで非常に多いです。理由は、もう大きいから大丈夫だろうと親が油断して夜中のトイレに一緒についていかないことで発生します。キャンプ場は夜は非常に暗くなるため、周りが見えなくなります。しかしながらトイレは灯りが点いていることが多いため、向かう時は問題なく着くことができてしまいます。問題はトイレが終わって戻る時に、今度は暗闇にあるテントに帰らないといけないわけですが、ここで場所が分からずに迷子になります。
対策は簡単です。絶対に子供だけで夜にサイトの外を移動させないでください。

次に”目を離した隙にいなくなる”のは、どの子供連れのキャンパーさんでも経験があるかと思います。しかし、これを対策することは極めて難しいです。簡単に子供から目を離すなと言いますが、それが出来たら苦労しません。では、なぜ子供から目を離してしまうのでしょうか?
理由は一つだけです。他の作業をしながら子供の面倒を見ようとするためです。ご飯を作りながら〜、設営しながら〜、スマホを見ながら〜、など何かをしながら子供の面倒を見ようとするため、作業中に目を離してしまいます。そのため、原因を根本から対策するならば、”ながら作業”をやめましょう。しかし、私はこの対策は非現実的だと感じています。ファミキャンだと、常に親のどちらが子供に付いているというのは、作業スピードが著しく落ちるので非常に難しく、特に子供が3人を越えるとそれぞれが自由に動くので、正直、1人で見切れないこともあります。
そこで役に立つのが、熊鈴名札です。

最後に子供だけで遊びに出た帰りにサイトの場所が分からなくなるケースですが、これは名札を付けることで大方対策可能です。名札にサイト名と名前を入れることで近くのキャンパーさんに聞けば場所が分かるため助けてもらうことが可能になるためです。

熊鈴と名札で迷子対策しよう

熊鈴はとてもおすすめです。理由は大きく2つあります。

  • 音が響くので視界の通らない場所でも、どこにいるかが分かる
  • 野生動物が音を聞いて近寄ってこない

音が響く熊鈴は、思ったより遠くまで音が響くので、見えなくても場所が分かりとても重宝します。また小さな子供は、大きな野生動物から見ると、獲物とカウントされるため襲いかかってくることが多いそうです。万が一迷子になって、遭難した時にGPSで居場所がわかっても、野生動物に襲われてしまっていたら意味がないです。少しでも万が一の時の生存率をあげる意味でも、熊鈴の装着は良いかと思います。我が家で使用している熊鈴はこちら↓  音が響くのでおすすめです。

次に名札です。名札には写真のように子供の名前以外にも、親の連絡先とサイトNoを入れておくことをおすすめします。そうすることで、迷子になった時に近くの人がサイトまで届けてくれる可能性が上がります。特に小さなお子さんには、難しい説明はできないので、もし迷ったら近くの人にこれを見せるんだよと教えると良いです。我が家で使っている名札はこちら↓になります。子供が取れないように、服に縫い付けるタイプがおすすめです。

・夜は子供だけでテントの外を移動させない
・ながら作業を極力控える
 →目を離す作業をする場合は熊鈴を使って耳で居場所を確認する
・名札を付けて周りのキャンパーに助けて貰えるようにする

キャンプ場の迷子対策まとめ

GPSに関しては”もしも”の時を想定した最終手段には有効的ですが、普段使いでは名札や鈴の方が効果は大きいです。正直、GPS画面をキャンプ中に見たことはほぼないです。しかしながら、GPSは日常生活でも子供に持たせることが可能となりますので、万が一を防げることと合わせて、買って損したとは思っていません。皆さんも子供の迷子をしっかりと対策をして楽しいキャンプライフを送っていただければと思います。

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